不動産売却には譲渡所得税や印紙税、登録免許税などの税金がかかります。それぞれの税金は課税対象も異なりますが、計算方法も違っています。 ・不動産売却の税金・各税金の計算方法 不動産売却の税金と各税金の計算方法について解説します。 ■不動産売却でかかる税金 不動産売却でかかる主な税金は次の通りです。 ・印紙税 文書にかかる税金が印紙税です。不動産売却時の契約書などに課税されます。 ・登録免許税 不動産売却をすると不動産の持ち主（名義人）が変わります。売主から買主に名義を書き換えるため、法務局に登記を申請する必要があります。名義変更や抵当権抹消など、登記の際に納付する税金が登録免許税です。 ・譲渡所得税 譲渡所得税とは、不動産売却の利益にかかる税金です。不動産売却の利益とは売却金のことではなく、最終的に残るプラス（譲渡益）を意味します。 たとえば建物が4,000万円で売れたとします。この4,000万円から取得費などを引いて計算し、最終的に残ったのは500万円でした。この場合、不動産売……

実家などの不動産を相続しても、 ・住む予定がない・固定資産税など税金の負担に困ってしまう・遠方に住んでいるので維持管理が大変・自分も家があるので相続不動産を所有したくない・空き家にしておくと、周囲とのトラブルや老朽化などが心配 といった理由から「早めに処分したい」という方は少なくありません。相続不動産の処分なら仲介や買取などの売却がおすすめです。 不動産を相続したときの手続きや売却方法などを専門業者が解説します。 ■相続不動産の売却！相続手続きから売却までの流れ 相続した実家などの不動産を売却する際は、まずは相続手続きをしてそれから売却という流れで進めます。ただ、相続手続きの前や手続きを終わっていない段階でも不動産売却の専門業者に相談することは可能です。相続した不動産を「早く手放したい」ということであれば、相続手続きに入る前や手続き中に専門業者へ相談し、スムーズに売却が完了するようアドバイスを受けることをおすすめします。 相続不動産を売却するときの基本的な流れは次の通りです。 1.不動産や預金、有価証券など遺産をどの……

「札幌の戸建てを売却したい」という方はそれぞれ別の事情を抱えています。満足できる戸建て売却のためには事情に合った方法選びが重要です。札幌の戸建て売却によくある事情や、戸建て売却の方法について解説します。 ■札幌の戸建て売却によるある事情とは？ 戸建て売却の方法と事情には密接な関係があります。事情によって適している売却方法が異なるからです。札幌の戸建てを売りたいと考えているときは、まず「なぜ売りたいのか」「何に困っているのか」など事情について整理してみましょう。 札幌の戸建て売却の際に考えられるのは次のような事情です。 ・引っ越しや転勤のために戸建てを処分したい・相続した戸建てに住む予定がないので売却したい・戸建ての住宅ローン返済に困っている・生活費や事業費、医療費などを工面するために戸建てを売却したい・別の家を買って住み替えるため戸建て売却したい・戸建てを売却して資金調達したいが、仕事や育児の都合でそのまま住み続けたい・戸建ての維持管理に困っているので、早めに処分したい 一言に「戸建てを売却したい」といっても、このようにさまざまな事情が……

不動産売却では税金がかかります。この記事では具体的にどのような税金がかかるのか説明すると共に、税金について相談できる窓口をご紹介します。 ■不動産売却では印紙税や譲渡所得税などの税金がかかる 不動産売却では主に3種類の税金がかかります。また、不動産売却時の事情によってはその他の税金がかかることもあります。 税金①譲渡所得税 譲渡所得税とは不動産売却の利益に対する税金です。利益が大きくなると譲渡所得税の額も増える傾向にあるため、不動産売却で注意すべき税金になります。 税金②印紙税 印紙税とは契約書などの文書にかかる税金です。不動産売却では土地や物件の売買契約書に印紙税がかかります。 税金③登録免許税 登録免許税とは不動産売却時の登記にかかる税金です。たとえば、不動産売却では売主から買主に不動産の名義（所有者）が変わります。売主から買主への名義変更を行う際の登記で登録免許税を納めることになります。抵当権抹消など不動産売却時に他登記が必要になる場合も、登記の内容に応じた登録免許税の納付が必要です。 税金……

不動産売却のときに「リフォームして売るべき？」と悩む方がいらっしゃいます。不動産売却前にリフォームした方がお得に戸建て住宅やアパート、マンションなどを売却できるのでしょうか？不動産売却前にリフォームするメリットやデメリット、リフォームするかどうかで迷ったときの解決策について説明します。 ■不動産売却前にリフォームするメリットとデメリット 不動産売却の前にリフォームすることにはメリットとデメリットがあります。「リフォームすべき？」と迷ったら、まずはメリットとデメリットを比較してみましょう。 ・不動産売却前にリフォームするメリット 戸建て住宅やアパート、マンションなどを不動産売却する前にリフォームするメリットは「高く売却できること」や「売りやすくなること」などです。 リフォームで不動産の機能性を高くし、新しくしておけば、それだけ価値が上昇します。したがって、リフォームにより高く不動産売却しやすくなるわけです。また、新しく機能性の高い不動産にすることで、買い手が見つかりやすくなります。 ・不動産売却前にリフォームするデメリット&nb……

戸建て住宅などを不動産売却したい方からよく「リフォームすべきでしょうか？」というご相談を受けます。戸建て住宅などはリフォームしてから不動産売却すべきでしょうか。不動産売却からリフォームまで広く手がける専門業者が疑問に回答します。 ■不動産売却の際にリフォームは必要なのか？ 不動産売却の際にリフォームが必要かどうかは状況によります。したがって「必要だ」「不要だ」と簡単に断言できません。不動産売却の目的やニーズ、不動産の状態や立地、売却時のターゲット層、売却価格の相場などを踏まえて検討する必要があります。 不動産売却の際のリフォームの要否について事例で考えてみましょう。 事例①戸建て住宅を急いで不動産売却したいケース 戸建て住宅を不動産売却したいとします。戸建て住宅を不動産売却する目的は事業用の資金調達でした。資金調達を急いでいるため、迅速に不動産売却を完了させたいというニーズがありました。 このようなケースでは「急いで売りたい」というニーズがあるわけですから、リフォームの施工を待っている時間的な余裕がないかもしれません。また、目……

不動産を売却するときは「高く売りたい」と思う方が多いことでしょう。この記事では不動産を高く売るためのポイントについて解説します。不動産を高く売却するための相談先の選び方についても併せて説明します。 ■不動産を高く売却するためのポイント 土地や物件などの不動産を高く売却するためのポイントは3つあります。 ポイント①不動産の売却相場を把握しておく 不動産を高く売るためには、相場の把握が重要になります。相場を把握しておくことで、土地や物件を不当に安く売却せずに済みます。加えて、相場は価格設定や売却交渉、売却を決める際の判断材料にもなるのです。不動産を高く売る、そして価値・相場に見合った額で売却するためにも、こまめに相場をチェックしておくことがポイントです。 ポイント②不動産の売却に必要な書類を準備しておく 不動産の売却には権利証や本人確認書類などの書類が必要になります。必要書類を相談先にあらかじめ確認し、前もってそろえておくことが高く売却するポイントです。必要書類をそろえておくことで、高く売れるタイミングで迅速に不動産を売却できます……

不動産売却の際は、まずは査定を受けることになります。査定の際はどのようなポイントに注意することがコツなのでしょうか。この記事では不動産売却の際の査定のコツや注意点について解説します。 ■不動産売却の査定のコツ 不動産売却の査定では次のようなコツがあります。 コツ①査定前に不動産売却の準備をしておく 不動産売却の査定前に不動産売却時の必要書類などを確認しておくとスムーズです。住宅ローンが残っている場合は、残債や契約内容などについても確認しておきましょう。 なお、査定前に「物件のハウスクリーニングは必要ですか」などの問い合わせをいただくことがあります。査定の前にハウスクリーニングする必要はありません。 コツ②不動産売却の方法と査定の関係を知っておく 不動産売却には「買取」「仲介」という2つの売却方法があります。査定額は不動産売却の方法によって違ってきます。不動産売却の方法によって同じ土地・物件でも査定額に違いが出ることを知っておくことがコツです。 コツ③不動産売却の相場を確認しておく 不動産売却の査定……

築年数の古い戸建て住宅は一般的に「売りにくい」と言われています。そのため、築年数の古い戸建て住宅を売却したい方から「売却前にリフォームすべきですか？」「リフォームしないと売れないと聞きました。本当ですか？」というご相談があります。 築年数の古い戸建て住宅は本当にリフォームしないと売却できないのでしょうか。リフォームと不動産売却の両方を手がける専門業者がよくある疑問に回答します。 ■戸建て住宅は売却前にリフォームすべきなのか 戸建て住宅を売却前にリフォームすべきかどうかはケースによります。たとえば、一等地にある戸建て住宅で、リフォーム費用に1,000万円かかるとします。リフォーム後に売却しても、リフォーム費用のマイナスを補って余りあるプラスになるのであれば、リフォームしてから売却しても良いでしょう。人気の一等地にある戸建て住宅などは、このようなケースもあります。 ただ、リフォームをしてから戸建て住宅を売却したからといって、必ずプラスになるわけではありません。売却してもリフォーム費用でマイナスになってしまうようなケースも多いのです。たとえば2,000……

不動産売却の際に買主や専門業者とトラブルになることがあります。スムーズな不動産売却のためにもよくあるトラブルについて知っておくことが重要です。この記事では不動産売却のよくあるトラブルや、困ったときの解決策などについて解説します。 ■不動産売却のよくあるトラブル 不動産売却でよくあるのは次のようなトラブルです。 仲介手数料のトラブル 土地や物件を売るときによくあるのは仲介手数料に関するトラブルです。仲介手数料とは、仲介による不動産売却で支払うことになる費用です。仲介手数料は法律で上限が定められていますが、上限以上を請求してくる悪徳業者も存在します。また、上限までの範囲内であれば問題ないため、高く設定している専門業者もあれば、低めに設定している専門業者も少なくありません。仲介手数料の確認不足などにより、専門業者と相談者がトラブルになることはよくあります。 不動産の欠陥に関するトラブル 不動産売却では物件の欠陥に関するトラブルも少なくありません。よくあるのは、仲介による不動産売却の際に買主から「欠陥があるなんて聞いていない」「責任を……